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ドリアン助川 詩 朗読 世界の裏表@冒険研究所書店、開催しました。

2025年11月1日

新刊『幸運であるトムとセセリチョウの世界』に関するイベントを、先月10月19日(日曜)、冒険研究所書店(神奈川県大和市)にて開催していただきました。本イベントは、著者のドリアン助川さんと装幀・装画を担当して下さった井上奈奈さん、そして北極冒険家であり冒険研究所書店を経営する荻田泰永さんが出演、お三方のトークと助川さんによる詩の朗読という内容です。

命、自然と向き合う表現者でもあるお三方の鼎談は多岐に渡る内容となり、個々のトピックは深く考えさせるものでした。活躍するフィールドが異なってもどこかで通じあう視点や感性が現れていたように思います。一方、助川さんの朗読は、始まりはじっくりとした語りが心に沁みるようでしたが、後半は演劇のパフォーマンスのようにエキサイティングに! 声の調子によってこんなにも印象が異なるものかと語りの面白さを改めて実感しました。今回、会場とオンラインを合わせて100名を超える方々にお申込みいただき、大変な盛況でした。ご参加下さった皆様、誠にありがとうございました。

今イベントの開催は、詩集の装幀を引き受けて下さった井上さんが、荻田さんと冒険研究所書店をご紹介くださったことがきっかけです。後で知ったのですが、実は助川さんと荻田さんは9年ほど前にNHKのテレビ番組『星野道夫 没後20年“旅をする本”の物語 』(番組ウェブサイト)へ出演、北海道でお会いしていたとのこと。今回、9年間の時を超えて、荻田さんが経営する神奈川の書店での再会となり、助川さん、井上さん、荻田さんのお三方の繋がり・ご縁の不思議さ面白さを感じずにはいられませんでした。

ちなみに、上記テレビ番組でテーマとなったのは星野道夫さんの著書『旅をする木』(冒険研究所書店の販売ページ)です(正確には、このタイトルにある「木」に横棒線を入れて「本」という字に変えた本)。当方も遅ればせながら読ませていただきます。

ドリアン助川『幸運であるトムとセセリチョウの世界』関連イベントは今後も続きます。興味をお持ちになりましたら、是非ご参加ください。よろしくお願いいたします。11月30日(日曜)には横浜の書店「本屋像の旅」(イベント詳細ページ)さんでの朗読会の開催です。